活動報告

2022.04.10
◆ 第21回 研究会の報告

令和4年度もスタートしましたね。本年度もどうぞよろしくお願いします。
 
4月4日(月)18時から20時、21回目となる研究会を開催しました。
今回から非常に心強い仲間が研究会に加わってくれました。熊本大学の山田高誌先生で、ご専門は音楽学(劇場史、劇場興行研究)です。
山田高誌HP
 
3月31日に発行されたばかりの論文(全文公開)
「ナポリ王国南部地域における音楽劇上演の実態解明にむけて ― 1777-78年, カラーブリアへの喜劇オペラ巡業契約を中心事例として明らかにする“定期巡業ルート”の存在の同定と, それを担った“アーティスト”の実像―」
はこちら → → → 論文
 
《ドン・パスクワーレ》もそろそろ終盤に入りました。今年度はこれまで詳細に検討してきた初演台本と総譜のセリフの違いやそこでの作曲家の意図等を、演奏の現場でより実用的に利用してもらえるような発表の仕方についても話し合いを始めました。そして、「オペラ台本の作られ方」という視点から作品を深く読み込むための方法論を将来的には確立できるよう進めていきたいと考えています。

森田学

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