活動報告

2021.07.28
◆ 第13回 研究会の開催

7月16日(金)18時から20時、第13回研究会が開催されました。
 
今回は「二詞一意 endiadi」や「婉曲語法 eufemia」を意識することで
「modi villani e rustici」や「amico」と「amante」のニュアンスを
演奏する際に自分の言葉で説明できるように理解を深めました。
また、「茫然自失となる、唖然となる」といった表現でrimanere di sasso
がよく用いられますが、di saleというバージョンもあり、それは
『聖書』のロトの妻の塩柱から来ていて、「attonito、sbalordito」の
意味になることも確認しました。感覚的に意味が取れる場合でも、しっかりと
辞書を引くことの大切さを再確認した研究会でした。
 
ワクチンパスポートを申請してイタリアに研究調査に行くメンバーもいますが、
来月も引き続き活動を続けて行きます。研究会と直接関係はないのですが、
一昨日イタリアの哲学研究所からアガンベンとカッチャーリが「グリーンパス」
をめぐって共同声明を出しています。もし興味ある方は以下のURLからどうぞ。
https://www.iisf.it/index.php/progetti/diario-della-crisi/massimo-cacciari-giorgio-agamben-a-proposito-del-decreto-sul-green-pass.html

森田学

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