活動報告

2020.07.12
◆ 第2回 研究会の開催

Librettistica italianaの7月研究会を12日(日)10:00-12:30にZoomで行いました。

 

今回はゲストでイタリア文学者、演出家、大学院博士課程でオペラを研究中の若手2人の参加も得て、活発な議論が交わされる研究会となりました。

 

「in sul mattino」という表現の繊細さ、視覚的イメージ(体感も含む)についてイタリア文学での例を交えて議論したり、主人公が体内にfocoを感じると言う際、この単語とその前に口にしたardereとの関わりを意識しながら訳したり。まずは音読してリズムや響き、音色を聴き/体感した後に韻律分析や作曲家の意図を考慮したテキスト理解を深めて行きました。

 

詩文学のエキスパートがそろっていることもあり、文学的なテキストの掘り下げに音楽系の参加者は大きな刺激と学びを得たようです。

 

森田学

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