活動報告

◆ 第23回 研究会報告
6月24日(金)18時から20時、第23回研究会を開催しました。
今年は対面+Zoomでのハイブリッド開催も実施してみたいと考えています。
《ドン・パスクワーレ》第3幕・第7景を残すのみとなったところで、
次に扱う台本についてメンバーでの話し合いをおこないました。
作品選びの考え方としてあげられたのが、
・日本国内で上演はされているが、訳が存在しないと思われる作品を扱う(社会的な需要)
・日本国内で日本語訳が無いから上演できていない、普及させるべき作品に焦点を当てる(作品紹介)
────楽譜も無いと上演は難しいという課題もある
・今後、日本で演奏されていく可能性がある作品なのかという視点も大切に選びたい
バロックオペラの場合、歌手などの演奏者が国内で専門的な教育が受けれる機会が多いとはいえない?
・台本研究会として、イタリア・オペラ台本の歴史と作品を見通せるための研究活動が必要ではないか
────メタスタージオ、ロマーニ、ボーイト等、外せない作家からまずは始める
具体的な作品例としてあげられたものに、
・G. Donizetti Rita
・G. Verdi Un giorno di regno
・N. Piccinni La buona figliuola(La cecchina)
・P. Mascagni Cavalleria rusticana
・P. Metastasioの台本
・F. Cavalliのオペラ作品の台本
いずれにしても、来月の研究会で《ドン・パスクワーレ》がひと段落するので、総括をおこなった上で次の作品を決定したいと思います。
研究成果をHP等で共有するための具体的なプランなどもメンバーとの検討課題です。
森田学